026 「ラグナビーチ」創作寿司店オーナーシェフの泉沢みきさん:チャンスの神様は前髪しかないから、そのままにすると、逃げちゃう。チャンスが来たら、すぐつかんで動くこと。

泉沢みき 南カリフォルニアのラグナビーチにある創作寿司店『242 Cafe Fusion Sushi』のオーナーシェフ。1986年にアメリカへ移住し、女性寿司職人も珍しい中、女性スタッフのみが勤めるフュージョン寿司店を1999年にオープン。男性中心の和食の世界の中で、女性の寿司職人の先駆者的な存在。地元客はもちろん、ハリウッドの芸能人も訪れる人気店。一方で、彫刻制作やアメリカ国内のパワースポーットや大自然を撮影する写真家としても活動。 チャンスの神様は前髪しかないから、そのままにすると、逃げちゃう。チャンスが来たら、すぐつかんで動くこと。 今回のゲストは、南カリフォルニア在住で、ラグナビーチにある創作寿司店 「242 Cafe Fusion Sushi」のオーナーシェフをされている泉沢みきさん。 ラグナビーチは、ロサンゼルスから南に車で1時間ほどのところにある、 美しい海岸線沿いの町。芸術家が多く集まる街として知られています。 みきさんの創作するお寿司や料理には、すべて自然の名前がついています。 ロールや握りは、醤油ではなく色鮮やかなソースで彩られ、 口の中で広がる風味の連鎖、「食は五感で楽しもう!」と言わんばかり。 お皿の上に、小宇宙が広がっているようなアート作品そのものです。 それもそのはず。みきさんは、彫刻家としてもアート作品を制作もされたり、 フォトグラファーとしても、アメリカ国内のパワースポットの スピリチュアル本の自然写真を数冊担当されています。 「大自然、地球を大切にする気持ちを、食を通じて伝えたい」とみきさんはおっしゃいます。 体育大学を出て、ひょんなことから沖縄に住むことになったみきさん。 1年の滞在予定が3年に。 その時に、版画家の名嘉睦稔さんの元で働くことになり、 自然との関わり方や立体作品の工具の使い方を学んだ。 アメリカに行ったのも、3ヶ月の短期滞在のつもりが、 そのままずっといることになり、今年で32年目になる。 女性の和食のシェフがいなかったから、やろうと思った。 そして、世界的シェフのノブ・マツシタの新店舗に勤めるチャンスが来て、 そこでずっと働いて行こうと思っていたら、強烈なイジメにあって、1年半で退職することに。 常に何かの形で来るメッセージに耳を傾け、その閃きに従った。 […]