029 「ラグナビーチ」創作寿司店オーナーシェフの泉沢みきさん:醤油を離れたから 、星の数だけ料理が生まれる。(オフ談義)

泉沢みき 南カリフォルニアのラグナビーチにある創作寿司店『242 Cafe Fusion Sushi』のオーナーシェフ。1986年にアメリカへ移住し、女性寿司職人も珍しい中、女性スタッフのみが勤めるフュージョン寿司店を1999年にオープン。男性中心の和食の世界の中で、女性の寿司職人の先駆者的な存在。地元客はもちろん、ハリウッドの芸能人も訪れる人気店。一方で、彫刻制作やアメリカ国内のパワースポーットや大自然を撮影する写真家としても活動。 029 「ラグナビーチ」創作寿司店オーナーシェフの泉沢みきさん:醤油を離れたから 、星の数だけ料理が生まれる。(オフ談義) 今回のゲストも、南カリフォルニア在住で、ラグナビーチにある創作寿司店 「242 Cafe Fusion Sushi」のオーナーシェフをされている泉沢みきさん。 インタビューが終了した後に、さらに話が盛り上がり、 ハッピーに生きるための、大事なヒントがたくさんあったので 番外編として、今回インタビュー後のオフ談義をお届けします! 和食って醤油が基本。 でも、そんな常識の枠を超えて大自然のインスピレーションを「食」と言う形で表現する泉沢みきさん。 どうしても絵を綺麗に表現したかったから、お店おお皿は全部白いものを使用していると言う。 そして、醤油を使わずに、色鮮やかなソースを作りたい、そのために、白いものが欲しいな欲しいなと思ってたら、塩麹が出てきた。 ビーツとかチリとか、クミンとか。色の出る素材を、水に浮かしたり。そうやって色々実験していくことが、楽しくて楽しくて仕方がないそう。 みきさんが、体育大学に行っててよかった。 だって、日本で料理学校を卒業してたら、きっと醤油を離れて、ここまで新しい料理を創造していなかったんじゃないかなと、ふと思った。 体育大学を出て、沖縄で彫刻家のもと、作り物をしたり、色を調合したり。 ふとしたアメリカ旅が、食への道へと繋がり、世界のノブ・マツシタの店で働くことになり、そこであった強烈なイジメ。 そのおかげで、自分のお店を持つことになった。 そう全てが、繋がっている。 自分は、コンピューターみたいなもので、データをたくさん頭の中に蓄えていて、あれこれ組み合わせてどんどん創作されていくと言う。 無数にある星の数があり、宇宙の数だけみきさんの食材がある。 醤油を離れたから、茶色の世界から離脱したから、それだけの数の料理が生まれる。 自分で実験を重ねて行くうちに、思いもよらない出会いがある。だから塩麹との出会いも感謝、とみきさんは言う。 まるで調号師のよう。 インタビューの後に頂いたみきさんからメッセージ。 私も含めてみんな、自然を大切にしようと言いますが、なぜ自然は大切なのでしょう? それは、地球は私たちの母体だからです。 18年前に出会ったある絵本に、 「地球が生き物なのであるということ」が書いてありました。 地球の地表は人間の皮膚、樹木は毛、川や泉はリンパ液、マントルは血液、核は心臓です。 本当ですね、地球は生きているのです。 それでは、その中で私たち人間の立場は?と言えば、、。 地球から言えば、えっ?もしかしたらノミ? いやそれはかわいそうだからある種の菌の集まりかもしれません。 良いものも、悪いものもありますね。地球と言うこの星には、無限と思えるほどの種類の「生」が存在するわけで、 その中で人間だけが、地球を自分のものと思っていることが馬鹿らしいく、 恥ずかしく思いました。 場所の取り合いから戦争、私たちよりもっと長く地球と一緒に生きている木の伐採など。 木は話せないけど、こんな人間をどう思ってるのでしょう。 電気はありがたいけど、石油が枯渇するまで、地球の体液を吸ってしまっていいのでしょうか? […]